こんにちは。
シンガーソングライターの福島亮介です。



どこに行っても誰と話しても、いつも耳にする「ストレス」。目まぐるしく過ごす日常で、そのストレスの要因は何なのかそもそもなぜストレスを感じてしまうのかさえわからずに、毎日に追われている人も多いのではないでしょうか。

ストレスを感じるにはひとつひとつのきっかけがあり、それらと向き合うことは大切なことです。ただそのときに、根本的になぜストレスを感じてしまうのか、その要因は何なのかという問題と向き合わないとかかる労力や精神的な疲労は必要以上に大きくなってしまいます。

今回は必要以上のストレスを抱え込んでしまわないように、なぜストレスを感じてしまうのか、その要因は何なのか。そしてストレスを感じにくい体質になるにはどうすればよいのかなどについて考えていきます。

 

 

 

ストレスの要因は過度な感情の振れ幅





仕事やプライベートで失敗して自己嫌悪に陥るとき、嫌なことを言われてイライラするとき、物事が思い通りに進まないとき、眠れずに辛い朝を迎えるとき。ストレスを感じる場面は日常の中にたくさんあります。

ストレスから疲労はたまり、周りの人からは「ストレス発散をした方がいいよ」という心配や励ましを受け。そしてその言葉に後押しされたりストレスと向き合っている自分へのご褒美のように、豪遊したり浴びるようにお酒を飲んだり、楽しいことや気分が高揚するものを求めるようになります。


そしてまた日常に戻れば、その落差と共にいつも通りやってくるストレスを感じるようになります。それを打ち消すためにまた新しい快楽を求めますが、その大半はあっという間に終わってしまうものばかりで、その感情の大きな振れ幅によってストレスを受けやすい状態のまま日常に戻っていきます。

このように楽しい出来事や快楽を求めつつストレスが溢れる日常を過ごす現代の人たちは、感情がプラスとマイナスを大きく行ったり来たりする毎日を日常的に過ごしているとも言えると思います。この過度な感情の振れ幅にストレスを感じる要因は潜んでいて、逆を言えばここにストレスを感じにくい体質になるためのヒントも隠れています。



ストレス発散に快楽を求める落とし穴




感情の起伏で疲弊する心


ストレス発散に楽しいことや快楽を求めることは誰もが考えることですが、そこにストレスを感じてしまう落とし穴があります。

例えば極端な過食・拒食の繰り返しでは体に大きな負担がかかります。たくさん寝る日もあれば睡眠不足の日があるようなサイクルでは睡眠障害を引き起こしかねません。感情の起伏とストレスの関係もこれらと同じで、プラスの感情とマイナスの感情が大きく変わる毎日は、充実しているように見えますが心や体には大きな負担となります。


人間にはマイナスの感情を受けたときに、それをフラットな状態に戻す機能が備わっています。ところが誰もがストレス感じるとそれを解消しようと快楽を求め、一時的に大きなプラスへと感情が動きます。そしてその後にまたマイナスの感情へと大きく移動します。

薬に頼りすぎることで自己治癒の力が衰えるように、この大きなプラスとマイナスの感情の移動によりフラットな状態に戻るための機能は麻痺し、大きな感情の変化に振り回される心や体は次第に疲弊します。その結果そのときのストレスは一時的に忘れられますが、解消ができないまま残り、知らない間に蓄積されていってしまいます。





極端な感情の起伏を生み出しやすい現代


また今は、少しパソコンやスマホを見れば刺激されるニュースや情報はたくさん転がっていて、感情の起伏を生みやすい時代です。

ネット上でなくても、例えば小さい頃には夢を大切にしなさいと言われ、でも大人になれば夢はわがままで人を傷つけるものと思い知らされたり。学校や親から自分らしさを大切にしなさいと教えられても社会に出れば自分らしさを潰されるような出る杭は打たれる風潮に飲まれてしまったり。

そういったストレスから解放されるために一時的な快楽を求めてしまうのは現代人の防衛本能であり、当然の傾向ではないかとも思います。そして、感情の大きな振れ幅こそストレスを感じやすくするという落とし穴に気付くことができないまま、深みにハマっていってしまいます。



快楽ではなく自然体を目指す




一番のストレス解消は自然体による無心状態


それではどうすればストレスを感じにくい体質に変えていくことができるのか。それはマイナスからプラスへの大きな感情の変化ではなく、プラスでもマイナスでもない0の状態、自然体に戻る習慣を身につけるということです。

先程の通り人間にはもともとマイナスの感情が生まれたときそれをフラットな状態に戻すための機能が備わっています。その自然な働きに逆らわず一時的な快楽でストレスを隠さずに、0の状態に戻り感情の変化に動じない心の安定を目指す必要があります。

楽しいことから辛いこと、苦しいことから嬉しいこと、そういうプラスとマイナスの往復をするだけではなく、いつもそれは0からのスタートとできるように常に自然体であることを心がけることが大切です。そして自然体だからなれる無心状態によって心の安定を取り戻すことが、ストレスを隠すのではなく目を背けるでもなく、文字通り解消するための有効な手段になります。


「普通」の不変性が心の健康を保つ


人間の感情について考えると、楽しい・嬉しい・気持ちいいといったプラスのもの、悲しい・苦しい・辛いなどマイナスのものが思い浮かびます。でもそれらは新しく芽生えた感情であり、生まれては終わりまた生まれては終わりを繰り返します。つまり「普通」の状態ではありません。

多くの人はこのプラスかマイナスかに偏った「普通」ではない状態の中で、気持ちを確かめたり幸せについて考えたり、多くのものと向き合おうとします。そこに本来の心の「普通」である自然体、無心状態であることが抜け落ちてしまっているのです。プラスの感情もマイナスの感情も感じない0の状態、これが心の「普通」の状態であり感情の動きに動じない心の健康を保てる状態でもあります。

ストレスで溢れ返っているこの現代社会で、それを避けて生きていくというのはほぼ不可能です。なのでいつでも心を「普通」の状態に戻せるように、新しく発生するマイナスの感情もプラスの感情もその「普通」の状態からスタートさせるという意識が大切になります。

 

誰でも出来る心の「普通」を取り戻す方法





心を0の状態に戻すということは、思い立ってすぐにできるものではありません。習慣化させて時間をかけて、じっくり取り組んで行く必要があります。イメージとしては風景や人物など自分から外のものに意識を向けるのではなく、自分の内側で働いている感覚を意識するということ。

誰でもできるその方法として、おすすめなのは簡単な「瞑想」です。

こちらの記事でも紹介していますが、呼吸を意識するおすすめの瞑想とその方法について載せておきたいと思います。

★呼吸を意識する瞑想★

  • 無音もしくは極力静かな場所を選んで、背筋を伸ばして楽な姿勢でイスに座る。もしくは床にあぐらをかく。
  • 目をつぶって深呼吸から始める。
    ※目をつぶっていても、まぶたの裏の一点を見るつもりで眼球は動かさない。
  • 深呼吸をしながら徐々に吸うことと吐くことだけに意識を集中させていき、吸ったとき・吐いたときの空気やそのときの音などをしっかり感じながら呼吸を繰り返す。
  • しばらくたったら、今度は徐々に吸うことと吐くことも考えずに無心の状態を心がける。
  • 気が散ってしまう場合は、3と4を何度か繰り返す。

また瞑想は心を0の状態にするだけではなく、脳から発生するα波により自律神経が整えられ、集中力が高まったり眠りにつきやすくなったりというメリットもあります。

この瞑想により無心になるという作業を習慣化させることで、感情の変化に動じることのない健康な心を保つことができ、そしてそれがストレスを解消するということにも繋がっていきます。

 

最後に





今回はストレスを感じてしまう原因は何なのか、そしてストレスを感じにくい体質になるにはどうすればよいのかについて考えてきました。

最初に、ストレスを感じやすくする要因は過度な感情の触れ幅にあります。ストレスというマイナスの感情を打ち消すために豪遊をしたりお酒に頼ったりして大きなプラスの感情を求めますが、その多くは一時的なもので長続きしません。そしてその落差も手伝ってまたストレスを感じやすい状態で日常に戻っていきます。

その理由は、プラスとマイナスの感情を過度に行き来することで、本来人間に備わっているマイナスから0の状態に戻ろうとする機能を低下させてしまうからです。大きな感情の起伏に振り回され心も体も無自覚の内に疲弊し、ストレスは解消されないまま一時的に忘れられ、その繰り返しによりストレスはどんどん蓄積されてしまいます。


そうならないために、快楽というプラスの感情ではなく無心状態から心を0に戻すということが必要になります。そしてプラスの感情もマイナスの感情も、行ったり来たりを繰り返すのではなくいつもこの0地点からスタートさせるような意識を持つことが大切になります。

無心状態は、プラスでもマイナスでもない本来の心の「普通」の状態。大きな感情の変化で疲れてしまうときにこの状態に戻れるということが、強い心を作りその健康を保ってくれます。

そしてこの心の「普通」を取り戻すために有効なのが、自分の感覚を確かめ意識する瞑想。目や耳に入った外からの情報や刺激ではなく、自分の内側で働いている感覚に意識を向けて、邪念を取り除き心を0の状態に近づけていきます。この作業で無心状態に戻れる習慣が身につくことで、感情の変化に動じずストレスを感じにくい体質へと育てていくことができます。


もはやひとつのルールのように、現代を生きる以上このストレスは誰にでも課せられ共存していかなければいけません。そのストレスと無理に戦うのではなく、より大きな感情で覆い隠すのでもなく、その都度気持ちを0にしてしっかり消化していきたいですね。

そしてストレスを紛らわすためやマイナスの感情から目を背けるために無理に幸せを探そうとするのではなく、フラットな気持ちから気付くべくして気付く幸せによって、毎日がより豊かなものになることを願っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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