こんにちは。
シンガーソングライターの福島亮介です。

 

膨大な仕事で疲れ、複雑な人間関係で疲れ、家事や育児で疲れ、体調の変化ややる気の喪失、将来の悩みなどでも疲れ。多くの人が日常の中で多くの疲れと向き合っています。そしてそれは子供の頃のような気持ちよく充実感のある疲れではなく、重たく憂鬱な心を押しつぶすような精神的な疲れです。

しっかりリフレッシュをしても体を休ませていても翌日まで残ってしまう疲れは、きっと多くの人が体験があるのではないでしょうか。それは身体的な疲れではなく脳に蓄積された脳疲労かもしれません。

毎日と真剣に向き合っている人ほど、しっかり疲れを取りたいと強く願っていると思います。今回は、知らず知らずの内に蓄積されてしまう脳疲労について。脳が疲れる時に起こる症状やリスクなどを見ながら、脳の疲れを改善するにはどうすればよいかについて考えていきます。

 

 

 

体の休息だけでは本当の疲れは取れない





仕事や運動、人間関係など日常の中で常に発生する疲れ。その疲れを解消するために、部屋でボーっと過ごして体を休ませたり、休みの日に遊びに出かけたりマッサージをしたりジムで汗を流したりしてリフレッシュしたり、色々な試行錯誤を繰り返します。

でも色々な工夫をしても、翌日まで残ってしまう疲れや常につきまとう倦怠感やモヤモヤした気分の乱れが続いてしまうことがありますよね。それらはどんなに体を休めても、気分をリフレッシュしても自然と解消されていくことはありません。

その疲れの原因は「脳の疲れ」。原因不明の疲れの大半はこの脳の疲れにあり、しっかり疲れを解消することも疲れにくい体質を作ることも、脳の疲れを解消し脳を疲れさせないことが重要になります。


 


現代の疲れの原因は脳の疲れ




過剰な脳の働きが脳疲労を蓄積させる


仕事や人間関係でのストレス、ネット上に溢れる情報やそこからの取捨選択に感情の変化など、一日に人間の脳は膨大な処理を行っています。その処理が追いつかずこれ以上の使用は危険という状態になった時、脳は「疲れ」や「痛み」という形でアラートをあげます。更には、集中力が途切れ「飽きる」状態になった時もこれは脳が発している疲れのサインなのだそうです。

ところが、精神論・根性論の中育った日本の多くの人はこの疲れを弱さや怠慢と捉え、栄養ドリンクなどを片手にもう人頑張りとさらに脳を酷使してしまいます。そしてその疲れを先ほどのように、部屋でゆっくり過ごしたり汗をかいたり楽しいことをして解消させようとします。

ですが、部屋でボーっとしている時もジムで体を動かしている時も遊びに出かけている時も、常に脳は働き続けています。様々な指令を各部へ伝達したり、呼吸や心拍数の調整・体温の調節など、生体機能を維持するために休むことはありません。


「疲れた」と感じて体を休ませたり気分をリフレッシュさせているその時でも、本当に休息が必要な脳は休むことなく働いています。そして日常生活に戻り、また更に脳を酷使する日々が始まります。

脳はその膨大な処理から酸素を大量に使い、大量の活性酸素を作り出します。そしてこの活性酸素が脳内の細胞にこびりつき酸化させ、脳の中でも重要な自律神経を弱らせてしまいます。これが「疲労している状態」というようです。

ここで厄介なのは、体の疲れや痛みと違って脳の疲れはその実感を持てないということ。「疲れた」と感じる大半が脳からくる疲労にも関わらず、その感覚がわからずついつい体が疲れていると感じて体を休めようという方向に意識が働いてしまうのです。

この休息を得られない過剰な脳の働きが脳疲労を蓄積させ、休んでいるのに疲れが取れないという苦しく辛い状態を引きずってしまう原因になります。


脳が疲れる時の症状やリスク


それでは脳が疲れると実際にどんな症状やリスクが起こるのかを見ていきます。おそらく多くの人が覚えのある症状ばかりではないでしょうか。

  • 体を休めても疲れが取れない
  • 常に追われている気分になったり焦燥感がある
  • 文字を読んでも頭に入ってこない
  • 優柔不断になり物事の判断がしにくい
  • 汗をかきやすい
  • 手先・足先が冷える
  • 眠りたい時に眠れず、寝てはいけない時に眠くなる
  • 集中力散漫になりひとつのことを続けられない
  • 相手の言葉や気持ちを理解することができない
  • 物忘れやど忘れが多い
  • 物事をネガティブに考えてしまう
  • 自分の価値を疑い引っ込み思案になってしまう
  • 今ではなく先のことを考え悩んでしまう
  • 0か1か、白か黒かで物事を判断してしまう
  • 途中で手を止めて休憩をすることができない

 


脳が疲れている時に起こる症状は多岐に渡り心のゆとりを奪い、どれもが充実した毎日を過ごすため、日常にある気付くべき幸せを感じるために不都合なものばかりです。

これらの症状を抱え「疲れたな」と感じているきに本当に休ませてあげるべきは体以上に脳です。こういった脳からのサインを無視し続けていると、やがては脳疲労が慢性化し認知症など深刻な問題にも発展しかねません。

 

昔と変わった生活と変わらない脳の作り





現代の疲れが脳の疲れであるという大きな要因に、生活環境の変化が挙げられます。狩猟や採集、栽培などの暮らしをしていた大昔から現代まで、脳の作りは大きく変わっていないと言われています。

ところが現代は当時には想像もつかなかったような、パソコンやスマホなどの日常的な使用、不毛な人間関係のしがらみやルール・モラルなどの制限、睡眠不足や食生活の乱れなど多くの想定外に苛まれています。これが現代の疲れの要因である脳疲労を生み出し、体を休めても解消されることのない倦怠感や慢性的な疲れ、ストレスなどを感じさせてしまいます。



 

脳疲労の回復方法




質の高い睡眠


現代を生きる人にとって、脳に疲れを与えずに生きていくことはまず不可能です。それでは、少しでも脳に負担をかけず蓄積された疲労を回復するためにはどうすればよいのか。その答えはずばり、質の高い睡眠です。これは唯一の方法といっても大げさではありません。

レム睡眠は体の休息、ノンレム睡眠は脳の休息と言われますが、いかにこの深いノンレム睡眠状態になれるかどうかで脳疲労回復の度合いも変わってきます。ノンレム睡眠時には、脳内の痛んだ細胞を修復し脳疲労を回復するための成長ホルモンが多く分泌されます。そして最も深いノンレム睡眠は、睡眠後180分に集中して訪れるといわれています。

1日の中でセレトニン・メラトニンという質の高い睡眠に不可欠なホルモンのコントロールをしたり、寝る前の体温調整などで入眠時にリラックスした状態を作るようにします。そしてそれらの効果により早く寝るのではなく「速く」眠りにつき、十分な成長ホルモンの分泌を促すことが脳疲労回復の重要なポイントになります。


睡眠の質を高める方法について、こちらの記事でも詳しく考察・紹介をしていますのでぜひ参考にしてみてください。

 


瞑想で脳を0の状態に


また簡単な瞑想で脳をフラットな状態にすることも有効な手段です。ストレスを感じた時、自律神経の乱れから思考や感情が整えられない時などにも有効で、質の高い睡眠だけではなく日常に数分の瞑想時間を取り入れていくことで更に脳への負担を軽減することができます。

他の記事でも紹介をしているのですが、オススメの方法は呼吸を意識した瞑想。目や耳などから入る外側からの情報はできるだけシャットアウトし、自分の内側で働いている「感覚」を意識します。

瞑想と聞くと頭を空っぽにするとか何も考えないという印象があるかと思いますが、そうではなく自分の呼吸、鼻から入り口から出ていくその空気の流れ「だけ」に意識を向けるイメージです。本記事にもやり方を載せておきたいと思いますので、ぜひお試しください。最初は難しいですが、効果を感じられたら5分から10分、15分と時間を延ばしていくとさらに効果が期待できます。

★呼吸を意識する瞑想★

  • 無音もしくは極力静かな場所を選んで、背筋を伸ばして楽な姿勢でイスに座る。もしくは床にあぐらをかく。
  • 目をつぶって深呼吸から始める。
    ※目をつぶっていても、まぶたの裏の一点を見るつもりで眼球は動かさない。
  • 深呼吸をしながら徐々に吸うことと吐くことだけに意識を集中させていき、吸ったとき・吐いたときの空気やそのときの音などをしっかり感じながら呼吸を繰り返す。
  • しばらくたったら、今度は徐々に吸うことと吐くことも考えずに無心の状態を心がける。
  • 気が散ってしまう場合は、3と4を何度か繰り返す。

 


何もしていなくても脳は疲れていく





脳疲労を回復させるためには、まず脳は何もしていなくても疲れていくものという自覚を持つこと、そして意識的に休息をさせることです。繰り返しになりますが、体の休息や気分のリフレッシュを行うだけでは脳に蓄積された疲労は解消されません。

「何か疲れたな」と思った時、それは体の疲れではなく脳の疲れという意識を持ち、質の高い睡眠を心がけたり日常に瞑想など取り入れ脳に負担をかけない時間を意識的に作って行くことがまず最初の一歩となります。

脳に溜まった疲れの解消は、本来の自分を取り戻すことにも繋がります。そして自分の持っている能力や人を思いやる気持ち、ストレスの受け止め方から将来の考え方など多くのことが良い方向へ変わっていきます。脳から送られるサインを見逃さずに、しっかり脳を休息させてあげたいですね。

 

最後に





今回は、仕事や人間関係から感じる脳の疲れについて、その時に生じるリスクや症状を見ながら脳の疲れを回復するにはどうすればよいかについて考えてきました。

休息をとっても気分のリフレッシュをしても消えない疲れ。それは脳の疲れかもしれません。しっかり疲れを解消するために、そして疲れにくい体質になるためにも脳を疲れさせないということがとても重要になります。

脳は1日に膨大な処理を行いますが、これ以上の酷使は危険と判断すると疲れや痛みという形で警告のサインを出します。ですが根が真面目で努力家の日本人は、そのサインを弱さと履き違えもう人頑張りとさらに酷使を続けてしまいます。


そしてその疲れを体の休息や気分のリフレッシュなどで解消しようとしますが、本来休息させるべき脳はその間にも働き続けるため、脳への疲労は蓄積される一方。その結果脳内に活性酸素が溜まり自律神経は乱れ、休んでいるのに疲れが取れないというモヤモヤした状態を作ってしまいます。

そんな脳の疲労を解消するために何より重要なのはノンレム睡眠を意識した質の高い睡眠になります。ノンレム睡眠中は成長ホルモンが分泌され、脳内の細胞修復や記憶の整理など脳が休息する時間になります。そして十分なノンレム睡眠を得るには、1日のホルモンのバランスやリラックス状態からの入眠などが必要。

また日常の中に瞑想により脳を0の状態にし休息させる時間を取り入れることも、脳疲労改善の有効な方法になります。


平均寿命が年々延び、まだまだお世話にならなくてはいけないかけがえのない脳。脳は楽しい事をしていても苦しい時間を過ごしていても、どんなときでも自分を維持するために働き続けています。そしてこの脳が健康かどうかによって、人生の豊かさは著しく変わってきます。

長い人生で多くの幸せに気付けるように、そしてその幸せをしっかり幸せとして実感し活力に変えていけるように、いつまでも健康な脳と過ごしていけることを願っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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