こんにちは。
シンガーソングライターの福島亮介です。


今回のテーマは「感受性」。何かを見て感動したり人の言動に共感したり、日々の中にそんな心が動く場面はありますか?自分だから気付ける幸せも、この感受性が豊かかそうでないかで変わってきます。

  • 感受性とは?
    “かんじゅ‐せい【感受性】
    外界の刺激や印象を感じ取ることができる働き。”
    出典:https://kotobank.jp/word/


景色を見てきれいと感じたり、耳に入ってくる音楽に浸ったり、映画のワンシーンで涙を流したり。すべては人に備わっている感受性によるものです。

それは人によって個人差があったり、ときには豊かな感受性故に人より悲しく辛い経験をしてしまう場合もあります。でもその悲しみも含めた一喜一憂が濃い毎日を作り、淡々と過ごしていては気付けない幸せを教えてくれます。

ということで、今回は感受性が強い人にはどんなメリットがあるのか、そして感受性を強く豊かにするためにはどうすればよいのかについて考えていきます。

 

 

 

豊かな感受性は先天的なものではない





感受性が豊かと聞くと、「生まれ持ったものなんだろう」とひとつの才能のように感じてしまいがちですが、そうではありません。生まれたときは誰でも感受性の塊のようなもので、目に入るもの耳に入るものすべてが新鮮で刺激的、それらをものすごい感度で吸収していきます。

でも大人になるにつれて、何かを知る・感じるということに慣れ、膨大な情報量に疲れ、そして固定概念や先入観、プライドなどで凝り固まった自分を作っていくことでその感度は鈍くなり視野も狭くなっていってしまいます。

そんな状態でふと「感受性を豊かにしたい」と考えると、誰だってまるで特別な人だけに与えられた才能のように自分には無縁のもののように思ってしまいます。遺伝などによって感度に差があるにしても感受性というものは先天的なものではなく生きている以上人間誰にも平等に備わっているものです。

 

今でも笑って泣いて過ごしている日常




すでに備わっている感性を磨く


今でも些細なことで笑ったり泣いたり、怒ったりして毎日を過ごしていますよね。その度合いも、理由や状況によって様々だと思います。感受性を豊かにするということは、生まれた頃に持っていた強い感度で多くを吸収する力を思い出す・大人になるにつれて錆びてしまったものをきれいに磨くような作業です。

特別な人に新しい何かが芽生えるわけでもなく大人になったら無くなってしまうものでもなく、今でも笑ったり泣いたりしている以上は誰にでも、そしていつでもそのチャンスがあります。なので豊かな感受性は先天的なものや才能などではなく、けば誰でも取り戻すことができるという意識を持つことがまずは大切です。

毎日が冒険で充実していた子供の頃の気持ちを取り戻すように、固定概念やプライド、偏見などで最初から白黒を決めてしまわないように、すでに備わっている感受性をまずは素直な状態に戻していきましょう。





多くのチャンスに溢れた日常


これだけ視界には多くのものが映り、多くの声や音を聞いて、多くのものに触れ、味わい、それらを毎日当たり前のように繰り返しています。

まずは流れて行くそのひとつひとつと向き合うことが感受性を豊かにする入口で、「生まれ持ったものなんだろう」と思ってしまっていてはその入り口をいつまでも見つけることはできません。

誰にでも備わっている感受性を多くのチャンスに溢れた日常で磨くことを意識できれば、誰でも強い感受性により豊かな毎日、そして幸せに気付ける毎日を手に入れることができます。繰り返しになりますが、豊かな感受性は先天的なものでも特別な才能でもありません。

 

感受性が豊かな人のメリット





豊かな感受性は毎日を濃く充実させるだけではありません。周りから感じ取り受け入れる力が発達するので、その分人に見えない部分や気付けない部分までわかるようになり、その結果得られる多くのメリットがあります。


信頼感と安心感を与えることができる


感受性が強い人は、人の愚痴や悩みに対しても自分事のように親身に受け入れます。表情や細かいあいづちなど、時には一緒に怒ったり泣いたり、そのひとつひとつから「しっかり聞いてくれている」という信頼感や安心感を持ってもらうことができます。


「繰り返しの毎日」と感じなくなる


淡々と同じ事を繰り返す毎日、そう感じてしまう人は感受性の乏しさが要因のひとつかもしれません。その日会う人や話す内容、天気や気温に食べるもの、見るテレビ番組に聴く音楽など。それぞれに些細でも必ず変化はあり、感覚や情報として常に変化を感じ取っています。感受性の強い人は、その些細な変化から新しい価値を見つけたり自分への幸せへ繋いで行くことができます。





成長するのが早い


感受性が豊かな人は、ひとつひとつの物事に対して正面から素直に向き合い良いところも悪いところも人一倍の感度で吸収します。良いところは素直に取り入れ、悪いところも他人の振り見て我が振り直せで反面教師として成長の糧にしていきます。そのため仕事でも趣味でも成長するスピードが早く、成長しているという実感も得やすくなります。

その分壁にぶつかったときの苦悩や挫折も人一倍強く感じてしまいます。ただそれはデメリットではなくその問題を乗り越えられる強さを身に付けるチャンスであり、そのときは辛く苦しいかもしれないですがこれもひとつのメリットになるのではないかと思います。

 

感受性を豊かにする方法




自分の型にはめて考えない


感受性を豊かにするには、受け入れる窓口を今よりずっと広げる必要があります。それを妨げてしまうのが、今までの経験によって作られた固定概念やプライド、先入観などです。

目にしたものや耳にしたものを理解しようとするとき、最初に固定概念や先入観というフィルターを通すのではなく、まず最初に事実を認めて「こんな考えもあるんだ」「そんな見方もできるんだ」と受け入れることが最も重要。その後に、受け入れた事実に対して自分の意見や解釈を加えていけばいいのです。


例えば自分が好きではない音楽をその音楽のファンの人が楽しそうに話しているのであれば、「自分はそうは思わない」とただ話を終わらせてしまうのではなく、何で好きなのか、そのきっかけは何だったのかと聞いてみたりして「この人はこういうきっかけでその音楽が好きになったんだ」とまずはその事実を素直に受け入れることが大切です。

そこに完全な理解や共感は必要なく、また自分の正義やポリシーを曲げたり自分の意志を隠すというようなことでもなく、「色んな人がいる」「色んな考え方がある」と大きな受け口で物事と向き合おうとすることが感受性の向上に繋がっていきます。


ひとつの物事とじっくり向き合う


またひとつの物事とじっくり向き合うということも、感受性を豊かにするためには効果的です。極端に感受性が強い人は、空を飛ぶ鳥や枯れそうな花、道端に捨てられたゴミまで、あらゆるものからサインを受け取ることができます。それは日常の諸々をただの景色や雑音として流すのではなく、そのひとつひとつとじっくり向き合うことができるからです。

空を飛ぶ鳥から自由さや希望的な活力を得たり、枯れそうな花や捨てられたゴミからは命の儚さを感じたり自分のコンプレックなどを重ねてしまったりするかもしれません。


ひとつの物事とじっくり向き合うというのは、簡単そうでそれなりに集中力や労力が必要で慣れるまでは大変です。でもひとつの物事と向き合い何かを感じ取る体質作りを続けることで感受性は次第に豊かになり、人見知りなどせず相手の気持ちを理解できたり場の空気を読めたりと魅力的な人になっていきます。


 

感受性を豊かにするための練習




映画や本などの芸術作品に入り込む


感受性を豊かにするためには自分の型にはめて考えないこと、ひとつの物事とじっくり向き合うことが重要。その練習としておすすめなのが、芸術作品に触れることです。

そのとき漫画より小説・動画より音楽など、なるべく情報が少ないジャンルを選択した方が良いです。主人公になりきったり読み手として俯瞰で見たり色々な見方を試してみて、例えばそのときの天気や服装、登場人物の性格や心境など、そこに描かれている以上の情報を汲み取るつもりでその作品に没頭することで感受性が刺激されます。

その繰り返しを行うことで、アンテナの感度が良くなるように普段からちょっとしたことで感情移入をしたりその人や物の身になって物事を考えられたりと、豊かな感受性を持てるようになります。


何かを感じている自分を意識する


そして目にしたもの耳にしたものから感情が動き、感受性が刺激されている状態がわかってきたら、今度はその実感をしっかり意識することも大切です。今浸っている世界や空間、ひとつの物事としっかり向き合っている感覚や時間を刻むように意識することで、次第に何かを感じ取ることができる体質に変わっていきます。

本や音楽などとじっくり向き合い何かを感じ取っている自分を意識できてくると、日常でのちょっとした会話やふと目にした風景などにも自然と心が動くようになっていきます。

  • 信頼感と安心感を与えることができる
  • 「繰り返しの毎日」と感じなくなる
  • 成長するのが早い

そしてこのようなメリットにも繋がり、人より自分の幸せに気付くチャンスを増やしてくれます。

 


最後に





今回は、日常を豊かで濃いものにするために必要な感受性について考えてきました。

大人になって多くの経験を積むにつれて豊かだった感受性はどうしても鈍くなってしまいます。でも豊かな感受性というのは先天的なものであったり才能のようなものではなく、最初から誰にでも平等に備わっているもの。生まれたときに持っていたものを大人になるにつれて忘れてしまうだけです。

新しく何かを手に入れる必要はなく、子供の頃の気持ちを取り戻すように錆びついてしまった感受性を磨いて素直な状態に戻していくことで誰もが感受性を豊かにすることができます。


そのためには何でも自分の型にはめて考えず、そしてひとつの物事とじっくり向き合うこと。そして「色んな人がいる」「色んな考え方がある」と大きな受け口で物事と向き合おうとすることが必要でとても大切です。

その練習方法として、映画や本などの芸術作品に入り込むということが効果的です。主人公になってみたり観客になってみたりして、そこに描かれたもの以上のことを自分なりに読み取ってみる。そしてその世界に浸り何かを感じ取っている自分をしっかり意識するようにします。

そうして感度の高い体質を作り続けることで、気付いたら感受性の豊かさは向上し、ふとした日常の中で少しずつ変わっていく自分に気付けると思います。


幸せは無理に見つけたり探したりするものではなく、一生懸命頑張っている毎日の中からひとつふたつと生まれていき、培った知識や経験をもって気付くべきものです。豊かな感受性はその気付きを得るための大切なスキルであり、幸せになるための近道になります。

豊かな感受性を持ってしっかり色付いた毎日を過ごし、そこからひとつずつ自分の幸せに気付いていけることを願っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!