こんにちは、福島亮介です。

 

昨年から、スピッツやミスチルの歌詞の意味をひたすら考えて解釈して、カバー動画と一緒にUPするという「cover120」というブログを書いています。



当時は一言コメント的なものも含めて100記事以上ありましたが、しっかり形になっているものだけを選び今は20数記事程度UPしています。
前々から、この歌詞はどういう意味なのかなと勝手に想像するのは好きだったのですが、このブログを始めてからはよりしみ方がわかってきました。

今回は、cover120を通して歌詞考察を続ける内にわかってきたことやその魅力、醍醐味なんかを書いていきたいと思います。

 

 

 

一度覚えると楽しくなる、入り込む感覚




 

小説や漫画なんかと違って、1曲の歌詞はとても短いです。
少ない情報の中に隠れているものを、今までの自分の体験や知識なんかを頼りにどんどん引っ張り出していくイメージ。
何度も何度も通して歌詞を読んでいる内に、気付いたら主人公の気持ちに同調していたりいろんな風景が思い浮かんでいたり、そしてその曲の中に入り込んでいることにハッと気づきます。

しっかり読んだり考えたりするのはそれは疲れるし集中力もいります。
なので疲れているときなんかはできないですが、この感覚を知るとその後の物語を追いかけたり考えたりするのがとても楽しくなってきます。

その分、途中で中断させられるようなことが起こるとイライラしますが。。
お届け物のインターホンとか・・・。



情報はシャットアウト!まっさらな気持ちで読む




 

本当の意味は置いといて

音楽でも本でも絵でも作者には作者の伝えたいことがあって、「こう見てほしい、こう聴いてほしい」という気持ちがあるかもしれません。

でも歌詞を考察するときにはそれは一旦置いて、るべく余計な情報を入れないようにして今の自分がどう感じるかというところが一番重要だと思います。
というより、そうしないと一気につまらなくなってしまいます。


作者の意図を汲み取ろうとしたりネットにある情報を見てそれを頭に置いてから考えてしまうと、どこまでが自分の感じたことでどこまでが人の意見がわからなくなるし、すべて解釈し終わった後の手応えも全然変わってきます。

 

リリースされたら、作者とリスナーの共有物




 

そのとき感じたことがすべて正解!

以前「リリースされた作品はみんなの共有物になる」という名言を聞いて、この歌詞考察というところですごくしっくりきています。

スピッツの草野さんもよく、歌詞の意味は語らずに「皆さんの好きなように聴いてください」的なことを言っていますが、そうでないと1曲の魅力が半減してしまうと思います。



これってなんかもったいないですよね。
○○も正しいし、△△も正しい。
その曲の意味を決めるのは、そのとき聴いたその人でいいと思います。
そのときリスナーが感じたことが(も)、その曲のひとつの顔であり正解なのではないでしょうか。 

作者だって生きている内で価値観が変わることはたくさんあって、10年、20年後も作った当時の気待ちのままいるかというと、それは難しいでしょうし。

リリース=放す、解放する、手放す

一度リリースされた作品は、作者とリスナーみんなの共有物となり、評価されたり批判されたり、忘れられたり思い出されたりしながら育っていく。

それが1つの作品の正しいあり方ではないかと思います。

 

主人公になりきる視点と、傍観する視点




 

大切にしている2つの視点

そんなことを考えてこのブログを続けていますが、考えるときに大切にしていることは大きく2つ。

ますは、自分を主人公に重ねてなりきること。
自分だったらどう感じるだろうとか、自分だったらこの後どういう気持ちになるだろうとか。
自分目線で考えていくこと。

もうひとつは、完全に読み手としてみるということ。
歌詞のつながりを考えたり、伏線と回収を察したり、行間に隠れた風景、言葉や思考を探ったり。
1曲の短い歌詞の中で、できるだけ多く隠れた情報を引っ張りだしたり、点を線にすることができると、それだけ濃いストーリーを考えることができます。

本当の意味は何だろうとか考えたり曲調に引っ張られたりしないで、考察というよりは少ない情報から自分で勝手に物語を作ってしまうような感覚の方が近いかもしれません。


最後まで出来上がった自分なりの物語を読みながら、それに沿って最初から聴いてみる。
そうすると、今までとは全然違った印象の曲になったりします。

 

何度も読む!書き続ける!




 

隠れたヒントは1回読んだだけではわからない

最初は苦痛に感じることもありましたが、数を重ねるに連れて入り込む感覚や集中できる時間なんかが鍛えられて、どんどん楽しくなっていきました。

わかったつもりでも、何度も何度も通して読む。
これは映画なんかと同じで、1回目より2回目、3回目、4回目と次々見えなかったものが見えてきます。
こうやって文字にしなくても、頭の中でどんどんいろんなヒントがくっついていって、ぼんやりしたものがどんどん鮮明になっていきます。
その感覚を一度覚えてしまうと、楽しくなって病みつきになります。
そしてその曲がもっともっと好きになります。

もっと多くの歌詞を見て考えて、この歌詞考察の楽しさをもっともっと知っていきたいと思います。

 

最後に




 

1曲の短い歌詞の中に隠れたものを、自分の体験や知識などを頼りに次々引っ張り出していって、最終的にひとつの長いストーリーを作る。
これが歌詞考察の楽しいところであり醍醐味だと思います。

作者の「ここをわかってほしい、感じてほしい」という気持ちがどの作品にもあると思いますが、それは一旦置いといて、まず今の自分がどう感じるかが最優先であり重要。
作者の意図を無理に汲み取ろうとしたり、周りの情報が頭にあると、その考えが自分のものなのか他人のものなのか区別がつかなくなり、手応えも薄くつまらなくなってしまいます。

「リリースされた作品はみんなの共有物」
そのとき聴いてそのとき感じたこと、それが10人いて10通りのものなら、その10個すべてが正解でありその曲の持つ魅力・表情。
そうやって1曲が多くの人の中で消化されて、育っていくべきだと思います。

歌詞の意味を考えるにあたって、主人公になりきる、読み手に徹する。
この2つの視点では、感じることも見えるものもまったく変わってきます。
これらの視点を行ったり来たりして、短い歌詞に隠れた情報を引っ張り出せば出すほど濃いストーリーを考えることができます。

本当の意味は何だろうなどと考えるのではなく、自分にはどう感じられるかを大切に、好き勝手にひとつの物語を作ってしまうような感覚。

何度も何度も歌詞を読んでイメージが鮮明になる。
そうやって理解が深まるにつれて、その曲がどんどん自分のものになる。
そうすると更にその曲好きになっていきます。

好きなアーティストの好きな曲を、もっと好きになれる。
これも歌詞考察の効果であり魅力のひとつですね。

時間を見つけて、この歌詞考察&カバー動画ブログ「cover120」のボリュームをもっと増やしていこうと思っています。



主にスピッツ、ミスチルファンの方向けになるとは思いますが、お時間があるときにどうぞご覧ください!

ではでは、また次回に^^